第一子が生まれたばかりの新米ママ・パパにとっては育児はなにをするにしても初体験という場合が多いのではないでしょうか?
特に生まれたばかりの赤ちゃんには、多くの伝統的なイベントが待っています!
生まれてすぐに迎えるイベントもあるので、イベントごとを一通りやろうと考えている場合は、子どもが生まれる前からある程度頭に入れておいた方がいいかもしれません。
今回は赤ちゃんが生まれてから3歳までに行われる伝統的な行事についてまとめます!
お七夜
赤ちゃんが生まれてから7日目に行うのが「お七夜(おしちや)」です。
赤ちゃんの名前をお披露目する日でもあるので、「命名式」とも呼ばれています。
この時に命名書に名前を書いて赤ちゃんのお名前をお披露目します。
本来「お七夜」は生まれてから7日目に行うものですが、お名前が決まっていないのであれば、決まってからでもよいでしょう。
ただし、「出生届」は生後14日以内に提出しなければいけません。
出生届に関しては遅れずに届け出をしましょう。
お宮参り
赤ちゃんが生まれてから1ヶ月くらいに行うのが「お宮参り」です。
お宮参りは神社で行うもので、「氏神様に参拝して新しい氏子として祝福をうける行事」として行うのが本来の意味です。
そのため、お宮参りをする際には、近くの神社で行うのが良いかと思います。
本来は生まれてから1ヶ月くらいに行うものですが、非常に気温が暑かったり、産後のお母さんの体調がまだよくない等の場合には、無理して行わずに、体調や環境が整ってから行うのが良いでしょう。
お食い初め
赤ちゃんが生まれてから100日目に行うのが「お食い初め」です。
生まれてきた赤ちゃんが一生、食べることに困らないようにと願いを込めて行います。
お食い初めでは、実際にタイなどの食べ物を箸使って赤ちゃんに食べる真似をさせます。
ハーフバースデー
日本の行事ではありませんが、最近はやり始めているのが生後半年で行う「ハーフバースデー」です。
ハーフバースデーはアメリカやイギリスで行われていた風習で、長期休暇中が誕生日の場合、友だちにお祝いしてもらえない場合が多かったことから、長期休暇中ではない半年前や半年後にその誕生日を行おうというのが本来の意味合いです。
日本では、単純に生まれてから半年経過したことを祝うものとなっています。
一定のことを行うものではなく、記念撮影をしたりして、半年間の成長をお祝いすることが多いです。
初節句
生まれてから最初「3月3日(女の子)」又は「5月5日(男の子)」が初節句です。
本来の意味合いは、「子どもの無事な成長を祝い、これからの成長と厄除け」を願う行事です。
男の子の場合は「兜」や「こいのぼり」を、女の子の場合は「ひな人形」を飾りお祝いをします。
初誕生日
1歳の誕生日には、「餅を背負う」、「餅を踏む」、「餅をぶつける」ということを赤ちゃんに行うという風習があります。
「餅を背負う」というのは、1升の餅を背負います。
一生(一升)食べ物に困らないようにと縁起をかついで行います。
ちなみに一升の餅や約2キロ程度あります。赤ちゃんの体重の半分以下ではありますが、まだ歩きたての赤ちゃんにとっては非常に重い餅を背負わせるので、けがをしないように注意しましょう!
他の「踏む」や「ぶつける」というのも、足腰が強くなるように等の願いを込めて行います。
2・3歳誕生日
2、3歳の誕生日は、特に決まった行事はなく、ケーキを買ってごちそうを用意するなど、通常の誕生日を行います。
最近では記念撮影をする家庭が増えている気がします!
七五三
女の子は3歳と7歳の時に、男の子は5歳の時に行うのが、「七五三」です。
最近では男の子が3歳の時にもやるのが増えているようです。
七五三は神社やお寺にお参りをし、子どもの無事の成長を感謝します。
大昔は子どもの死亡率が高かったです。
そんな中、子が無事に成長していることを神様や仏様に感謝するというのがもともとの由来です。
現代では、行事の一つとして、子どもに衣装を着せて写真を撮るというのが、一つの目的になっています。
ただ、このような理由がないと中々、改まって写真を撮ることがないという家庭もあると思うので、なかなかいい行事であると思います。
まとめ
生まれてから7歳までの行事をまとめましたが、改めて思ったことがあります。
それは「本来の行事の意味」が大切ということです。
現代では、子どもに衣装を着させて、写真を撮って、人によってはSNSに写真をというように、1つ1つの行事が大人の欲求を満たすためのものだったり、商売の目的になっているような気がします。
一つ一つの行事の意味を理解することによって、その行事の大切さや子どもへの想いが深まるのではないでしょうか~
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