レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーは名前の通り、サーバーをレンタルしたものです。
レンタルしたサーバーと呼ばれるコンピューターにブログ等のサイトデータを置くことで、ウェブサイトを世界中に公開することができます。
自分でサーバーを用意すればレンタルサーバーを利用する必要ありませんが、個人的にサーバーを設置した場合には、費用・時間・膨大な知識を必要とするため、レンタルサーバーを利用している人がほとんどです。
レンタルサーバーには何種類かありますが、通常個人でウェブサイトを運営する時には、「共用サーバー」を利用します。
共用サーバーは、1つのサーバーを複数人が利用する形態です。1つのサーバーを使っているので、他の人のサイトにアクセスが集中により、サーバーに障害が生じた場合には、自分のサイトにも影響を与えるというデメリットがありますが、その分低価格でサーバーを利用することができます。
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーを運営している会社はたくさんあり、どれを選んでいいかわからなくなることも珍しくありません。
個人的には、レンタルサーバーを選ぶうえで、「用途」「料金」「性能」「オプション機能」の4つのポイントがあると思っています。
それぞれのポイントについて解説していきます。
用途
レンタルサーバーを選ぶうえでまず考えなければいけないのが「用途」です。
そのレンタルサーバーを使ってどのようなウェブサイトを運営したいのかどれくらい運営したいのか?ということをまず考えましょう。
複数サイトを運営したいというのであれば、それなりのストレージ容量や複数のドメインが利用できるサーバーが必要になってきますし、とりあえず1つのサイトに集中したいというのであれば、そこまで高機能なサーバーではなく比較的低価格のサーバーで十分です。
高機能になればなるほど、当然ですが料金が高くなっていくので、極力不要な費用が発生しないようにしたいです。
料金
レンタルサーバーの年間でかかる費用としては、大体5,000~12,000円くらいが相場です。
一概には言えませんが、基本的には料金が高いほど高性能なサーバーを利用することができます。
またレンタルサーバーは一律の金額でなく、プランによっても金額が異なります。
よくあるのは、性能が同じでもほかの別サーバーの方が料金が安いということもあるので、色々なレンタルサーバーを比較して決めることをおすすめします。
性能
ブログを運営する際には、WordPressやConcreat5等のCMSと呼ばれるもの使う場合がほとんどです。
このCMSですがそれなりのデータ量があるため、そこまで軽いものではありません。
そのためサクサク使えるかどうかは、そのデータを置くレンタルサーバーの性能に依存します。
(もちろん実際に作業するパソコン等の性能も重要です)
各レンタルサーバーは異なる性能のサーバーが運用されています。
最近では「全プランSSD」や「LiteSpeed実装」等、「高速処理」をアピールポイントとしているレンタルサーバーが増えてきています。
ちなみにストレージの種類として、「HDD」が主流でしたが最近では「SSD」を採用しているレンタルサーバーが増えています。
SSDはHDDよりも非常に処理速度が速いため、SSDを採用しているサーバーの方がレスポンスが良い傾向にあります。
(他にも要因はありますが…)
「速さ」も重要ですが、他にも気を付けるポイントがあります。
初心者の方が迷うところであり最低限気を付けたいのが、「ストレージの容量」「転送量」「ドメイン利用数」「データベース利用可能数」です。
ストレージの容量
迷うのがストレージの容量だと思います。
ブログを運営するためにはどれくらいのデータ容量を使用するのかというのが気になるところです。
あくまで目安ですが、私はこのサイトの他に200記事ちょっとのブログも運営しています。
そのブログはよくある普通のブログでWordPressを使用していますが、約3.5GB程度を使用しています。
自分で確認してみても思いましたが、意外と容量を必要としません。
初めてブログを運営したいと考えていて、とりあえず1つのブログを運営したいというのであれば、5GB程度のストレージ容量でも十分だと思います。
やっていくうちにだんだん物足りなくなったら、別のサーバーに移ったり、上位プランに変更する等すればよいでしょう。
転送量
転送量には気を付けたいです。
無制限というレンタルサーバーもありますが、1日当たりの転送量が決まっているレンタルサーバーもあります。
転送量はそのサーバーに設置しているサイトにアクセスがあったときや、メールを送受信したとき、サーバーからデータがダウンロードされた等の動きがあったときのもので、転送量の制限を超えてしまうと、制限がかかってしまったりすることがあります。
(レンタルサーバーによって対応が異なります)
転送量の心配をしたくないという場合は、無制限としているレンタルサーバーを選ぶとよいです。
ドメイン利用数
複数のブログを運営したいという場合は、ドメイン利用数もチェックしましょう。
サーバーやプランによって大きく異なることがあります。
複数のサイトを運営したいのに、ドメイン利用可能数が1つというレンタルサーバーを契約してしまうと、契約した意味がなくなってしまうので、気を付けましょう。
データベース利用可能数
ドメイン利用数と併せて気を付けたいのが「データベース利用可能数」です。
WordPressでサイトを運用したい場合、MYSQLと呼ばれるデータベースを使用します。
このMYSQLは一つのサイトにつき、1つ使用しますので、基本的には運用するサイトの数だけデータベースを利用できなければいけません。
そのためWordPressで運用する場合は、独自ドメイン利用数が無制限であっても、データベース利用可能数が3であれば、実質3つのサイトまでしか運用できません。
複数のサイトを運用したい場合は、MYSQL利用可能数にも気を付けましょう。
1つのサイトのみを運用する場合は、そこまで気を付ける必要ないです。
オプション機能
サーバーに機能の他にレンタルサーバー業者が提供しているサービスがあります。
よく見かけるのが、「無料SSL」「WordPress自動インストール」「自動バックアップ」です。
無料SSL
2018年7月からブラウザの「Google Chrome」ではサイトのURLが「https」ではなく「http(sがない)」となっている場合には、アドレスバーに「保護されていません」と警告が表示されるようになりました。
この「http」→「https」にするのがSSL化です。
このSSL化することによって通信が暗号化され安全な通信とされます。
また最近ではSSL化はSEO的(検索順位)にも良い影響を及ぼすとされています。
一昔前まではこのSSL化をする場合、有料でしたが、最近ではレンタルサーバーで無料で提供していることが多いです。
SSL化がマストとなる時代に入ってきているので、できれば無料でSSL化できるレンタルサーバーを選びましょう。
WordPress自動インストール
初心者の方にとってうれしいのがこの「WordPress自動インストール機能」
いくつかの情報(サイト名やパスワードなど)を入力するだけで、サーバーに自動でWordPressをインストールしてくれる機能です。
知ってる限りではほとんどのサーバーで提供されている機能ですが、もし不安であれば契約したいレンタルサーバーにこの機能があるか調べてみましょう。
自分でインストールしたいんだという方には不要な機能です。
自動バックアップ
直前数日間のデータを自動でバックアップしてくれる機能を備えているレンタルサーバーがあります。
自分でバックアップとるから必要ないという方には不要ですが、この機能があると結構便利です。
ただしバックアップは無料だけど復元するのは1回5,000円という場合や、完全無料としているサーバーがあるので、その点を注意してチェックするとよいでしょう。
まとめ
自分に合うレンタルサーバーは見つかりましたか?
サーバーが決まったら、お次はドメインを取得しましょう~
サイト運営入門におすすめレンタルサーバーTOP3
1位:JETBOY
- 低価格で高速
- コントロールパネルが使いやすい
- 初めてブログ運営する人が負担なく始められる
2位:エックスサーバー
- 多くの人が使っている信用
- 高速で高負荷にも耐えられる
- 大容量のストレージ
3位:ColorfulBox
- 低価格で高速
- お試し期間が30日もある
- 自動バックアップ機能の安定性が高い
コメント