「Whois」って知っていますか?
ドメインを取得している人でいまいちピンと来てない人は、個人情報が危険にさらされているかもしれません。
今回はドメインを取得する人は必ず知っておくべき「Whois情報」についてご紹介します。
Whois情報とは?
Whois情報は、ドメインに関する情報です
主に
①ドメインの所有者が誰なのか?
②管理者は誰なのか?
ということを示しています。
内容としては以下のような情報が記録されています。
①所有者の氏名・名称
②住所
③連絡先(電話・メール等)
これらの情報は基本的には、だれでも確認できるように公開されたものとなっています。
何かトラブルがあった際の連絡先だったり、所有者を証明する際にも利用されます。
そのため、正確な情報を入力することが義務付けられています。
個人情報は?
正確な情報の入力が義務付けられており、だれでも確認できるようなもの・・・
会社の場合はそれで問題ないかもしれませんが、個人で運営しているブログや、サイトの場合はほとんど個人でドメインを取得していると思います。
そのため、このWhois情報に入力する内容は、個人の名前や住所などの個人情報です!
もろですよ!モロ師岡ですよ!
ウソの情報いれちゃえば?
ほとんどの人は、どこの誰が見ているかもよくわからないところに、個人情報を載せたくなないはずです。
それだったら、適当な情報を載せちゃえば?と思ってしまいがちですが、なかなかそうもいきません。
実際に適当な情報でも大丈夫というように説明している人もいますが、なにかトラブルが起きてそのドメインの所有者と名乗るものが別に出てきた時、適当な情報を入れていると、「そのドメインの持ち主は私です!」というような主張ができなくなることがあります。
また適当な情報を入れていることで、ドメインを移管する際に、本人確認ができずに、移管が失敗していますなんてことも考えられます。
だったら自分の個人情報を公開しないといけないのか・・・
でも安心してください!
個人情報をさらさなくて済む方法があるんです!
Whois情報公開代行サービス
個人情報をさらしたくないというのが普通の感覚だと思います。
そんな人のために、「Whois情報公開代行サービス」というものがあります。
これは公開されるWhois情報の内容を、ドメインの管理会社の情報にしてくれるというサービスです。
このサービスを利用すれば、Whois情報を検索しても、出てくる情報はドメイン事業者の情報だけとなり、基本的には実際のドメイン取得者の名前などの個人情報は公開されません。
事業者によって異なりますが、万が一、Whois情報をもとに連絡があった場合は、事業者を通して連絡が来るような仕組みになっています。
ただし、このWhois情報公開代行サービスは事業者によってやっていたり、やっていなかったり、利用方法、料金が異なります。
有名なドメイン事業者のWhois情報代行サービスを比較してみましょう。(2018/08/08現在)
Whois代行 | |
---|---|
お名前.com | 初回登録時に同時申し込みの場合は無料・それ以外は980円/年 |
ムームードメイン | 無料 |
さくらのレンタルサーバ | 登録者名以外(住所等)はさくらインターネットの情報が公開される |
バリュードメイン | 無料 |
スタードメイン | 無料 |
エックスドメイン | 無料 |
ドメインキング | 無料 |
ゴンベエドメイン | 1,080円(設定時のみ) |
各社このようになっています。
大手のドメイン事業者であるお名前.comは、新規登録の時に同時申し込みすれば、無料になりますが、その際に申し込みを忘れたり、移管をした場合には有料となるので、気をつけないといけないです。
さくらサーバーの場合は、Whois情報公開サービス自体はやっていませんが、登録者名だけはその所有者の氏名・名称で、一番知られたくない住所や連絡先については、さくらサーバーの事業者情報が登録されるようです。
ゴンベエドメインについては、初回取得時に料金を払えば、その後は費用が発生しない制度になっています。
上記で比較している他の事業者については、無料で行っている事業者も多いので、ドメインを取得する際にはこのようなサービスも視野に入れて検討したほうが良いでしょう。
Whois情報公開代行サービス
ドメインによっては、Whois情報公開代行サービスが使えない場合もあります。
あげるときりがないのですが、【co.jp】や【org】等は使うことができません。
これからドメインを取得しようとしている場合は、Whois情報が使えるか否かについても、確認をしておきましょう。
まとめ
ドメインを取得するときには、こんなことにも気を付けなければいけません。
また義務付けられていることなので仕方ないですが、個人情報をさらすことで、スパムメールが増えたりなど、不便なことが多くなります。
これからドメインを取得しようと思っている方は、無料でWhois情報公開サービスをやっているドメイン事業者を選ぶと安心ですね。
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