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スコッチとバーボンの違いは?どっちもウィスキーですよ!

スコッチとバーボン

よくテレビ等でよく聞きませんか?
ただ分からない人にとっては良く聞くけどよくわからないものの1つだと思います。

ここ1年くらいこの2つをよく飲むようになったので、今回はスコッチとバーボンっていったい何なのか?についてご紹介!

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どっちもウィスキー!

結論からいうとどちらも「ウイスキー」です!

ざっくり説明すると、
「スコッチ」がスコットランドで作られたウイスキー
「バーボン」がアメリカで作られたウイスキー

どちらもウイスキーで、穀物を使用しおおまかな製造方法は同じですが、それぞれ特徴的な原材料・製造方法によって作られています。

ちなみにウイスキーは、ビールなどと同様に、原材料を穀物とする蒸留酒の一つです。

スコッチとは?

スコッチはスコットランド製造されたウィスキーです。
諸説ありますが、一番最初に作られたウイスキーはスコットランド人が作ったとされています。

ちなみに日本のウイスキーの父と呼ばれているマッサンこと竹鶴政孝もスコットランドでウイスキー製造について学びました。
そんなにマッサンについてはわからないですが・・・

大きな特徴

スコッチの大きな特徴のひとつとして、「ピート」と呼ばれる泥炭を使用する点にあります。

ウイスキーの製造は
①製麦
②粉砕
③糖化
④発酵
⑤蒸留
⑥熟成
⑦瓶詰め

という一連の流れで製造されていきます。

「①製麦」の段階で原材料のである大麦等を発芽させ、ある程度成長したところで、乾燥させ発芽を止めます。
この「乾燥」は通常ただの温風にあてて乾燥させます。

スコッチの場合は、この温風を当てる際に、ピートと呼ばれる泥炭を燃やしその煙で大麦に薫りをうつします。
燻製のようなものですね。

そもそもピートとは?

SUNTRYのサイトで説明されています。

ピートとは、ヒースというスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、炭化した泥炭(炭化のあまりすすんでいない石炭)です。 ピートはモルトウイスキーの香りを特徴づける重要な材料です。 ピートの煙で麦芽を乾燥させ、そのいぶした香りが麦芽につくことによって、ウイスキー特有のスモーキーな香りが生まれます
SUNTRY 「ピート」とはなんですか?-https://www.suntory.co.jp/customer/faq/001725.html

このピートを燃やした際に生じる独特の薫りが、大麦にうつることで、スコッチウイスキーの特徴的なスモーキーな香りが生まれます。
特にスコットランドのアイラ島というところでは良質なピートが豊富にとれるため、アイラ島で製造されたスコッチは特にピート臭が強いものが多いです。

樽で熟成する期間

ウイスキーは蒸留した後、樽に詰め、数年熟成させます。
特にスコッチは最低の熟成期間が法律で定められています。

スコッチは法律の定めによって最低でも3年樽で熟成させなければ出荷できないとされています。

あくまで最低の期間が3年というだけであって、長い物では20年以上熟成しているものもあります。
ただとてつもない価格で販売されています。

そのため、ウイスキーを蒸留してもすぐには出荷できず、販売するまでに数年かかります。
ウイスキーは製造者の度重なる苦労によって造られているのです。

有名な銘柄

スコッチの有名な銘柄として、
・マッカラン
・グレンフィディック
・ジョニーウォーカー
・バランタイン

等々ここでは挙げるときりがないほど種類があります。

バーボンとは?

バーボンは主にアメリカのケンタッキー州で製造されたウイスキーを指します。
ちなみに広い意味のバーボンはアメリカで製造されたウイスキーを指していますが、細かく分類すると、アメリカのウイスキーにはバーボン、コーンウイスキー、ライウイスキーそしてテネシーウイスキーがあります。
今回説明するのは細かく分類したバーボンについてです。
スコッチは大麦を主原材料としていますが、バーボンは「トウモロコシ」を主の原材料として製造されています。

日本に初めて入ってきたウイスキーはアメリカ産のものと言われています。

大きな特徴

麦でなくトウモロコシを使用している以外でも大きな違いがあります。
それは熟成する樽にあります
バーボンを熟成させる樽は「内側を焦がしたもの」を必ず使用します。

樽の内側を焦がすことで、ウイスキーに香り・味に影響を与えます。
これによってスコッチとは明らかに違った味・香りが楽しめます。

一般的にはスコッチのスモーキー感が飲みにくく、バーボンの方が飲みやすいと言われているような気がしますが、個人的にはバーボンの方がくせがあるように感じるので、初めてウイスキーを飲む方はスコッチの方をお勧めします。

樽で熟成する期間

バーボンの場合は法律で、2年間は最低熟成しなければならないとされています。
スコッチと比べると、1年分最低熟成期間が短く、熟成期間が長いウイスキーもスコッチに比べると圧倒的に少ないです。

熟成期間が短い秘密には、樽のサイズにあります。
熟成は樽が小さければ、小さいほど迅速に色と風味がウイスキーにうつるとされています。

バーボンはスコッチ等の他のウイスキーと比べると比較的小さい樽を使用しているので、比較的早く熟成が進みます。
そのため、スコッチと比べるとバーボンは熟成期間が少なく済むのです。

有名な銘柄

バーボンの有名な銘柄としては以下のものがあります。
・アーリータイムズ
・ジムビーム
・フォアローゼス
・ワイルドターキー
等々スコッチ同様きりがないほどの種類があります。

ゆっくりお酒を飲むときにオススメ

いかがだったでしょうか?
今回紹介した内容は本当にウイスキーに関する一握りの情報でしかなく、知れば知るほどウイスキーには深い歴史や職人の努力等が秘められています。

最近ではぐびぐびと飲めるハイボールが流行で、割ものとしてウイスキーを飲む機会が多いとは思いますが、個人的なウイスキーの楽しみ方として「ゆっくりと飲む」というのが好きです。

今度はウイスキーの飲み方についてもご紹介したいと思います。

まだまだウイスキー初心者なので、何か間違いがあればご指摘していただければうれしいです。

コチラの記事では日本酒の種類についてまとめています。
https://plu-plu.net/junmai-ginjo-honjozo/

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